ISSN: 2161-0932
盛泰
52 歳の女性に生じた嚢胞の小さな浸潤性病変を伴う黄色肉芽腫性卵管炎の症例を報告する。黄色肉芽腫性炎症は、関与する臓器を破壊するまれな慢性炎症である。形質細胞、好中球、リンパ球、脂質に満ちたマクロファージの存在が特徴である。黄色肉芽腫性卵管炎の患者のほとんどが、骨盤内炎症性疾患、子宮内膜症などの病歴を有することが多いと報告されている。ここでは、嚢胞の浸潤を伴う片側性黄色肉芽腫性卵管炎の症例を報告する。