ISSN: 1314-3344
ジョナサン・ブラックレッジ
散乱ポテンシャル r ∈ R 3 7→ V (r) に入射する波数ベクトル k で特徴付けられるスカラー平面波については、V (r) が方程式 ∇2V (r) + 2∇V (r) · ∇ ln ψi(r, k) = 0 (∇2 + k 2 )ψi(r, k) = 0 を満たす場合、正確な散乱解が存在することが示されています。さらに、 ψ ∗ i (r, k) ⊗r ψi(r, k) = δ 3 (r) (⊗r は r ∈ R 3 の畳み込み積分を表します)のとき、散乱場の非反復級数解を確立できることが示されています。