ISSN: 2167-0269
ディミトリス・クルクリディス、アシメニア・サレパキ
本稿の目的は、持続可能な観光地開発の達成に向けた一歩として、ギリシャ北部の国境地域のホテル事業のアクセシビリティに関する定量的調査の結果を提示することです。ギリシャ北部の国境地域のホテル事業 69 社を対象に、構造化されたアンケートによる定量的調査を実施しました。ホテル施設の構造化されたアクセシビリティに関する変数 (アクセシビリティ要因) はギリシャの法律から導き出され、スタッフの行動の変数も含まれていました (スタッフ要因)。この調査により、調査対象地域のホテル部門には改善の余地が大いにあることが明らかになり、改善が必要な主な要因が特定されました。また、空間的な違いや、ホテルのカテゴリ、収容人数、営業年数による違いも見つかりました。これは、調査対象地域の観光事業のアクセシビリティ状況に対する独自のアプローチであり、アクセシビリティと持続可能な観光地開発の関係についての議論にも独創性があります。