ISSN: 2379-1764
石川友和、松隈章一、吉原光代、黒澤辰雄、宮城洋平
蛍光ループハイブリッド移動度シフト(LH-MS)法が、ヒトアンドロゲン受容体遺伝子のエクソン1の多型部位の分析に導入されました。(CAG)17-31または(CTG)17-31ループは、それぞれリバースまたはフォワードLHプローブとのハイブリダイゼーション後にPCR産物のセンス鎖またはアンチセンス鎖から突出していると想定されました。男性DNAアレイをCy5標識LHプローブを使用して分析したところ、CAGリピート長とポリアクリルアミドゲル上の蛍光LHバンド位置の間に固有の線形相関が確立されました。この線形にシフトするバンドパターンを使用して、CAGリピート長のLHラダーサイズマーカーを組み立てました。女性DNAの分析により、女性の87%がCAGリピート多型のヘテロ接合性であることが明らかになりました。これは、女性癌患者の腫瘍のクローン性分析に有益である可能性があります。原理の証明として、ヘテロ接合性の女性大腸腫瘍 DNA を蛍光 LH-MS 技術で調べたところ、メチル化感受性制限酵素 HpaII で処理した後に 1 つの対立遺伝子が失われていることが明確に示されました。