ISSN: 2472-4971
カベサス=クインタリオ MA、ゼンゾラ V、アルゲレス M、ペレス=フェルナンデス E
目的:本研究の目的は、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者におけるアンドロゲン受容体(AR)発現の予後的影響を評価することであった。
方法/患者: 1999年から2015年までに遠隔転移のない原発性TNBCの治療を受けた101人の患者を乳房手術データベースから特定した。カプランマイヤー回帰モデルとコックス回帰モデルにより、無病生存率(DFS)と全生存率(OS)を評価した。
結果: AR発現は患者の40%で陽性(IHC>1%)であった。36か月および60か月時点でのOSは、AR陰性患者で86%と80%、AR陽性患者で100%と96%であった(ログランク検定0.036)。36か月および60か月時点でのDFSは、AR陰性で78%と68%、AR陽性で92%と89%であった(ログランク検定0.075)。
結論: AR 発現のない患者は転帰不良と有意な相関関係にある。