ISSN: 2155-6148
シンシア・W・タン*、ニディ・R・パテル、エスター・Y・マシラモニー、ダニエル・T・ロドリゲス・コレア、ジャン・デロイ、アレックス・Y・ベッカー
フレキシブル気管支鏡下挿管(FBI)は、気道確保困難症の管理に標準的に用いられている。覚醒下挿管では、処置に耐えられるように鎮静剤が頻繁に使用される。しかし、この手法には、呼吸抑制、低酸素症、誤嚥、気道外傷などの合併症がある。睡眠下FBIは代替アプローチである。超短時間作用型ベンゾジアゼピンであるレミマゾラムは、自発呼吸を伴う深い鎮静状態の患者のFBIに適した薬剤として注目されている。レミマゾラムには、効果の発現と消失が速い、鎮静レベルを容易に調整できる、不安緩和、血行動態の安定性など、いくつかの望ましい特性がある。本研究では、レミマゾラムを主な鎮静剤として用いて気道確保困難症患者に睡眠下FBIを成功させた3例を紹介する。