ISSN: 2329-9096
横手翼、岸本ヒロ
フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの予防は、重要な公衆衛生問題である。ウォーキング運動は、いくつかの病気の予防と身体活動の増加のために推奨されている。我々は、2004年から2020年に発表された英語の研究とCiNiiの日本語論文をMEDLINEデータベースで系統的に検索し、地域在住の高齢者のウォーキング運動と身体機能との関連性についてナラティブレビューを行った。25本の論文が抽出された。我々の分析により、ウォーキング運動は、総合的な身体機能、筋力、歩行速度、身体バランス、および運動能力に関連していることが明らかになった。ウォーキング運動とフレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームとの独立した関連性を決定し、ウォーキング運動の最適なタイプ、頻度、時間、期間、および強度を調査するには、さらなる調査が必要である。