プロバイオティクスと健康に関するジャーナル
オープンアクセス

概要

ファロー四徴症におけるカテーテル誘発性完全心ブロック

キャサリン・A・リンドルとジョン・P・ブラインホルト

ファロー四徴症の7ヶ月女児が術前心臓カテーテル検査を受け、完全房室ブロックを発症した。心ブロックが持続したためペースメーカーを植え込むことになった。先天性心疾患の小児における心臓カテーテル検査では、不整脈の誘発が合併症として認められている。大血管転位症の矯正例のように、伝導系の経路を変える心臓欠陥では、この手術合併症のリスクが増加する [1]。ファロー四徴症の小児において、心臓カテーテル検査と同時に完全房室ブロックが発症することは稀である [2-4]。本研究では、根治的外科的修復前の診断カテーテル検査中に完全房室ブロックを発症し、その後の臨床経過をたどったファロー四徴症の患者を報告する。