ISSN: 0975-8798, 0976-156X
ラマ・ラジュ。D
線維性骨病変の病因と病態は、依然として調査の対象となっている。骨の先天異常、胚発生の欠陥による発育不全、過誤腫、歯根膜由来の腫瘍、海綿体に生じる間葉系腫瘍、外傷後の骨の異常修復など、さまざまな説明がなされている。顎の線維性骨病変は、臨床病理学的に類似していることが特徴的な一群の病態である。時には、臨床医は、曖昧な組織学的証拠を前にして裁定者となる立場に立たされることがある。病理学者の中には、一見全く似ていない病変に同じ用語を使用する者もいれば、同じ診断を下すのにさまざまな組織学的基準を使用する者もいるようだ。線維性骨病変として分類されるすべての病変の臨床的、放射線学的、肉眼的/外科的および組織学的特徴を分析することで、臨床病理学的実体を区別できるはずである。ここではセメント質形成線維腫の症例を考察とともに紹介する。