ISSN: 2329-9096
永井貴子、荒尾敏弘、浜田航平、進藤尚子
脳卒中患者は、運動機能障害や動的バランス不良のため、慢性期に転倒しやすく、骨折の発生率が健常者の2~4倍高い。また、脳卒中患者は骨密度の低下がみられ、骨粗鬆症性椎体圧潰のリスクが高い。そのため、機能障害を伴う慢性期脳卒中患者において、骨粗鬆症の治療は、転倒や骨折のリスクを低下させるリハビリテーションを行うことで患者の機能予後を改善することが必要である。慢性期の骨粗鬆症性椎体圧潰を伴う脳卒中患者の日常生活動作(ADL)再獲得の経過と特徴を検討した。