ISSN: 2155-6148
キム C、ラトナヤケ M、レスブリッジ G、Ng I
臨床現場で超音波ガイド下腹横筋面(TAP)ブロックを実施するにあたり、InfinityTM ニードルガイドの使用とフリーハンド法を比較しました。開腹手術を受ける患者 20 名が参加しました。ニードルガイドを使用した場合、使用しない場合よりもニードル先端の視認性が向上しました。これは、ニードル先端が視認された時間の中央値(IQR)パーセンテージの増加によって実証されています:34.2%(15.0-55.1)対 17.9%(8.2- 28.3)、p<0.05。総処置時間は、ニードルガイドを使用した場合の方が短くなりました:107.9 秒(76.6-120.2)対 123.8 秒(96.5- 165.9)、p<0.05。術者満足度(スコア0~10)は、ニードルガイドを使用した場合の方が8.0(5.3~8.8)高く、対5.5(4.0~7.8)、p<0.05でした。ニードルガイドの使用により、超音波ガイドTAPブロックを実施する際の針先の視認率、ブロック実施時間、術者満足度が向上しました。