ISSN: 2155-6148
タンヴィール・ベイグ
はじめに:硬膜穿刺後頭痛 (PDPH) は、硬膜穿刺の最も一般的な合併症であり、脊髄穿刺の最大 36.5% で発生します。臨床研究および実験室研究により、特に鉛筆の先のような細いゲージの針を使用すると、従来の切断針よりも PDPH の発生率が低くなることがわかっています。
目的:帝王切開を受ける患者のくも膜下ブロックに使用した 25G カッティング針と非カッティング針で硬膜穿刺後頭痛の頻度と重症度を比較する。 研究デザイン: 無作為化臨床試験 研究場所と期間: パキスタン、カラチの Dow 健康科学大学麻酔科、2008 年 1 月 10 日から 2008 年 7 月 9 日 対象と方法: ASA クラス I および II の 35 歳未満の女性 60 名が連続して登録され、各グループ 30 名ずつの同数の 2 つのグループに無作為に分けられました。脊髄麻酔下での選択的帝王切開を受ける患者で、25G カッティング針と非カッティング針で PDPH の頻度と重症度を比較しました。 結果: 患者の平均年齢は、グループ I で 30.23 ± 6.6 歳、グループ II で 31.34 ± 5.6 歳でした。表2に示すように、ベースライン特性にグループ間の差はなかった。腰椎穿刺はほとんどの患者で初回の試みで成功し、グループIとグループIIでそれぞれ17人 (90%) と 25人 (83.3%) であった。60人の患者のうち、21.7% (13/60) の患者が硬膜穿刺後頭痛を発症した。グループI (25G切断針) では30人の患者のうち11人 (36.7%) に硬膜穿刺後頭痛が認められたのに対し、グループII (25G非切断針) では30人中2人 (6.7%) のみに認められた。硬膜穿刺後頭痛の重症度は、2日目と3日目にグループIの方がグループIIよりも有意に高かった (カイ2乗検定=8.56、自由度=3、P=0.036)。外傷性穿刺を受けた患者はいなかった。
結論: 25G 切断脊椎針群では、非切断針群と比較して PDPH の頻度と重症度が高かった。