ISSN: 2155-6148
ビルジ・アスラン、ムゲ・アリカン、アフメット・ゲディクリ、オズレム・モラログル
背景:ブピバカインと短時間作用型オピオイドを併用した単回脊髄麻酔は、分娩時の疼痛管理に効果的な技術で、特に活動期に有用である。髄腔内ブピバカインに2種類の異なる用量のフェンタニル(15 μgまたは25 μg)を追加した場合の効果を比較し、分娩鎮痛の持続時間、新生児、副作用への影響を評価した。
方法:分娩鎮痛を希望する進行分娩(頸管開大≥ 7 cm、疼痛スコア> 5)の健康な経産婦105名を本研究に含めた。女性らは3つのグループに無作為に割り付けられた。グループIはブピバカイン2.5 mgを投与され、グループIIはブピバカイン2.5 mgとフェンタニル15 μgを投与され、グループIIIはブピバカイン2.5 mgとフェンタニル25 μgを髄腔内投与された。患者のデモフィギュア特性、血行動態パラメータ、疼痛スコア(視覚アナログスケール(VAS)を使用)、鎮痛薬必要量、鎮痛期間(脊髄内注射から疼痛が4を超えるまでの時間)、胎児アプガースコア(1分目と5分目)、母体と新生児の副作用を記録した。統計分析には分散分析(ANOVA)、Bonferroni補正後の検定、カイ2乗検定を使用し、解析はSPSS-16ソフトウェアを使用して実施した。有意水準0.05として、全体比較と一対比較を行った。
結果:平均VASスコアは、5、15、30分、1時間でグループIIの方が他の2グループよりも有意に低かった(P<0.001)。グループIとグループIIIの間には差はなかった。 VAS スコアは、2 時間後 (P=0.005) および 3 時間後 (P<0.001) にグループ III の方が他の 2 つのグループよりも有意に高かった。有害事象の発生率は 3 つのグループすべてで同様であった。1 分後のアプガー スコアに差はなかったが、5 分後のアプガー スコアはグループ 2 の方が高かった (P=0.02)。
結論:この研究では、SSA にはブピバカイン 2.5 mg とフェンタニル 15 μg の併用がより好ましい選択肢であることが判明した。