ISSN: 2155-6148
ルチカ・チョードリー、カルパナ・ヴェルマ、サクシ・カディアン、ドゥルガ・ジェタヴァ、ダラム・ダス・ジェタヴァ
はじめに:分娩中の間欠的硬膜外ボーラスは持続注入に比べてより均一なブロックを生成し、局所麻酔薬の投与量も少なくて済みますが、間欠的硬膜外ボーラスが母体の運動活動、分娩および新生児の結果に与える影響を評価する研究は限られています。
方法: 100 人の患者 (1 群あたり 50 人) を対象に、前向きランダム化二重盲検比較研究を実施しました。分娩鎮痛は、ボーラス注射によるプログラムされた間欠的硬膜外ボーラス (PIEB) によって行われました。レボブピバカイン 0.0625%、20 ml+1 mcg/ ml フェンタニルに続いて、初回負荷投与の 60 分後から 1 時間ごとに 0.0625% レボブピバカイン + 1 マイクログラム/ ml フェンタニル 10 ml をボーラス投与し、持続硬膜外注入 (CEI) では、20 ml レボブピバカイン 0.0625% + フェンタニル 1 mcg/ml をボーラス投与し、続いて負荷投与直後からレボブピバカイン 0.0625% とフェンタニル 1 mcg/ml を 10 ml/時間で注入しました。分娩第 2 期の所要時間、使用した麻酔薬の総量、分娩方法、新生児の結果を比較しました。
結果:レボブピバカインとフェンタニルの総消費量(ml)は、PIEB ではそれぞれ 34.33 ± 12.75 と 48.05 ± 16.83 で、CEI グループではそれぞれ 39.38 ± 9.39(p=0.04)、48.05 ± 16.83(p<0.001)でした。PIEB グループの患者は、分娩第 2 期が短く、PIEB グループでは 39.32 ± 13.73 分であったのに対し、CEI グループでは 45.68 ± 13.60 分でした(p=0.022)。追加のレスキュー ボーラスの数は、PIEB で 4 回、CEI で 17 回でした(p=0.011)。
結論: PIEB は、局所麻酔薬とオピオイドの投与量が少なく、緊急鎮痛ボーラス投与回数が少なく、分娩第 2 期が短いという点で CEI よりも優れています。