ISSN: 2332-0915
デビッド・ボーヌ*とパメラ・ハイディ・ダグラス
このフィールド霊長類学者向けのテクニカルノートでは、行動活動は一日を通して一貫していないことを実証しています。ルイコタレ(コンゴ民主共和国)では、人馴れしたボノボ(Pan paniscus)のグループが2010年と2011年に継続的に追跡され(分析可能なデータは38日間と124日間)、午前と午後の活動(正午=11:30)が比較されました。グループのサイズ、メスの数、摂食活動は同様ですが、ボノボは午後に移動することが多くなります。さらに、性活動にも違いが見られ、ボノボは午前中に交尾が多く、メス間の同性愛的な交流(GG こすりつけ)は午前と午後で一貫しているようです。この事実は、観察時間数に基づく研究におけるバイアスのリスクを浮き彫りにしています。丸一日にわたる予備観察は、ボノボ、そしておそらく他の霊長類や動物の行動を一般化する上での前提条件です。