ISSN: 2155-9570
ピーター・H・シラー、ジェフリー・L・ケンドール、ミシェル・C・クワック、ウォーレン・M・スローカム
正常者、立体盲者、立体視力障害の被験者における立体奥行き処理、運動視差奥行き処理、両眼統合、手と目の協調を評価するための一連のテストが考案されました。ステレオスコープを通して見たランダムドット立体ディスプレイを使用して、テストした 262 人の被験者のうち、177 人が正常な立体奥行き知覚、28 人が立体視力障害、57 人が立体盲者に分類されることを確定しました。これら 3 つの被験者グループは、奥行きに関する運動視差情報を同等に処理しましたが、立体盲者と立体視力障害の被験者は、反応時間が著しく長くなりました。手と目の協調テストでは、立体盲者の成績は正常者と立体視力障害の被験者に比べて著しく低く、これらのテストでの成績は正常者と立体視力障害の被験者と同程度でした。両眼統合テストでは、立体盲者の統合は正常者と立体視力障害の被験者に比べて著しく低いことが明らかになりました。私たちが考案した検査は、奥行き知覚、手と目の協調、両眼の統合を回復するための弱視や斜視のさまざまな治療法の正確な評価に役立ちます。