ISSN: 2161-0487
Cuijlits I, van de Wetering AP, Potharst ES, Truijens SE, van Baar AL and Pop VJ
目的: 絆は、子どもの適切な発達にとって重要であるため、発達心理学の分野では主要なトピックです。出生前と出生後の絆の関係を調査した研究では、中程度の相関関係が示されています。しかし、重要な制限として、出生前と出生後の絆を測定するために同様の手段が使用されていないことが挙げられます。現在の研究では、妊娠中および産後の母親の絆を評価するために、使いやすい質問票が開発されました。心理測定特性が調査されました。方法: 1,050人の妊婦の大規模なサンプルで、文献に基づく14の肯定的な項目を使用して、出生前および出生後の絆の質問票を作成しました。サンプルはランダムに2つの同数のサブサンプルに分割され、グループIは信頼性と探索的因子分析に使用され、グループIIは確認的因子分析に使用されました。絆スケールは、妊娠32週、産後8か月、12か月で評価されました。構成妥当性を評価するために、エジンバラうつ病尺度(EDS)とティルブルフ妊娠ストレス尺度(TPDS)のサブスケール「パートナーの関与」が使用されました。結果: CFA 後、5 項目の絆スケールは優れたモデル適合性を維持しました (CFI: 0.97、TLI: 0.97、NFI: 0.98、RMSEA: 0.06、下限 0.03)。妊娠 32 週、産後 8 か月、12 か月の Cronbach α はそれぞれ 0.87、0.80、0.79 でした。妊娠 32 週、産後 8 か月、12 か月の PPBS のテスト - 再テスト相関は高く、それぞれ 0.42、0.41、産後 8 か月と 12 か月の間で 0.67 でした。妊娠 32 週では、PPBS はパートナー サポート (TPDS) と有意に相関し、0.38 でした。うつ病 (EDS) とも同様な相関が産後 8 か月と 12 か月で見られました。結論: 5 項目の PPBS は、出産前と出産後の両方において、優れた心理測定特性と構成妥当性を備えた、使いやすい自己評価尺度であると思われます。