ISSN: 2376-0419
荻野大輔、野口聡美、佐藤一
日本では、臨床研究・治験に関する情報が国民に容易に提供されていないことが知られています。現在の臨床研究・治験情報ポータルを改善するには、わかりやすい臨床情報と組み合わせることを検討し、さらに、患者や医療従事者に治験関連情報を提供する最善の方法を検討することができます。この目的のために、日本の医療機関に郵送で自記式質問票を配布するアンケート調査を実施しました。いくつかの質問に対する回答は、臨床研究・治験情報の配信に関して統計的に有意でした。いくつかの医療機関が臨床研究・治験情報を国民に提供していることが確認されました。しかし、患者や国民が期待する情報内容の配信を考慮する必要があります。より認知度を高めるには、医療機関が小規模か大規模かに関係なく、患者や国民の視点に立った情報提供の方法を検討する必要があります。