ISSN: 0975-8798, 0976-156X
マンジュラ M、スリーラクシュミ N、タビタ ラニ S
歯の異常の中でも、歯の転位は臨床的に最も管理が難しいと考えられています。永久歯の下顎側切歯の遠心移動はまれにしか起こりません。初期の混合歯列ではレントゲン写真で発見でき、予防治療が適切であることが多いです。矯正せずに放置すると、歯が異所的に萌出する可能性があり、審美的にも機能的にも満足のいく結果が得られないことがよくあります。転位が早期に発見された場合、転位した歯をどこに移動するかを決定する際に、根尖の位置が重要になります。この記事では、まれな片側下顎左側切歯犬歯転位の早期矯正治療の症例を報告します。