ISSN: 2150-3508
UK Barman, SK Garg, A Bhatnagar
内陸地下水の塩分濃度と2種類の給餌レベルがミルクフィッシュ(Chanos chanos)の成長と栄養生理学に与える影響を調べるために、2つの実験(実験1と2)を実施した。最初の実験(実験1)では、池で2つの異なる塩分濃度(10および25‰)で100日間のChanos chanosの単一栽培を行い、魚には2つの異なる(4%および6% BW d-1)給餌レベルを与えた。塩分濃度処理に関係なく、25 pptの塩分濃度で育った魚は低給餌で高成長となった。死体組成は、低給餌レベルで飼育され25 pptの塩分濃度に維持された魚で、タンパク質、脂肪、エネルギーおよびリンの蓄積が高いことを明らかにした。塩分濃度処理に関係なく、低給餌レベルで飼育された魚の池では、DO、BOD、pHおよび栄養素が有意に(P<0.05)高いままであった。多変量解析により、栄養素および生産性を示すパラメータと魚の体重増加との間に有意な正の相関関係があることが明らかになった。2番目の実験(実験2)は実験室条件下で実施され、ミルクフィッシュの稚魚は100日間、5つの異なる塩分濃度(10.0、15.0、20.0、25.0、30.0 ‰)に曝露された。淡水(0.0 ppt)のコントロールも維持された。塩分処理に関係なく、低(4%)給餌レベルで維持された魚では、有意に(P<0.05)高い成長、飼料要求効率、腸内酵素活性が観察された。死体組成、筋肉および肝臓のグリコーゲンレベル、筋肉タンパク質、内臓体細胞指数(VSI)および肝臓体細胞指数(HSI)値も、塩分処理だけでなく給餌レベルによっても有意に(P<0.05)影響を受けた。研究により、低給餌レベルと高塩分がミルクフィッシュの高成長に有利に働くことが示された。