ISSN: 2150-3508
フォンクワ・ジョルジュ、クアム・K・マーク、チュインカム・ティモレオン、トメディ・エヤンゴ・ミネット、T・チョウンブー
2016年5月から2017年5月にかけて、カメルーンのアダマワ地域MAPEダムで捕獲されたOreochromis niloticusの標本350匹で、水の物理化学的特性がMyxobolus tilapiaeの負荷と蔓延に及ぼす影響が調査された。胞子負荷と魚の状態因子は負の相関を示した(r=-0.37、P<0.05)。Myxobolus tilapiaeの蔓延と水温、pH、硝酸塩濃度の間には有意な(P>0.05)相関は見られなかった。しかし、蔓延は炭酸塩硬度と有意に正の相関を示し(r= +0.14、P<0.001)、水の透明度とは負の相関を示した(r=-0.17、P<0.001)。M. tilapiaeの感染を減らしO. niloticusの生産性を高めるための、透明度と炭酸塩硬度に関する水の最適特性を決定する必要がある。