ISSN: 1948-5964
レザウル・カリム・リポン
バングラデシュでは、2021年7月11日までに合計92万2千件のCOVID-19症例が確認されている。本研究は、バングラデシュにおけるCOVID-19患者の疫学的特徴を調査することを目的としている。首都ダッカのシャヒード・スフラワルディ医科大学病院でCOVID-19患者を対象に横断的研究を実施した。2021年6月26日までにCOVID-19から回復した患者のデータは、COVID-19報告書を通じて記録された。合計12,095人の患者がこの研究に含まれた。年齢の中央値は55歳だった。約1,330人(11%)が入院する必要があり、そのうち242人(2%)がICUに行く必要があり、731人(55%)が7日未満の入院を必要とした。約4,717人(39%)がCOVID-19からの回復後にさらなる健康問題を経験した。直面した問題は、心理的(3018人、64%)、筋骨格系の痛み(330人、7%)、しびれ(283人、6%)、身体的虚弱(377人、8%)、機能的不自由(235人、5%)、脚の腫れ(188人、4%)、パーキンソン病およびアルツハイマー病(429人、9.1%)であった。約5442人(45%)が1つ以上の兆候と症状を抱えていた。60歳以上、都市部在住、男性、心血管疾患を患っている人は、他人よりもCOVID-19の重篤な状態(483人、4%)であった。フェイスマスクの着用と社会的距離の遵守を実装することは、COVID-19の感染防止に役立つだろう。