ISSN: 2150-3508
Gulzar Naik, Mudasir Rashid, Balkhi MH and Bhat FA
本論文では、外来種のコイ(Cyprinus carpio Var. communis)の食物と摂食習慣について研究した。コイの消化管内容物を分析した結果、平均してデトリタスが食物全体の 43.5% を占め、残りの食物(56.5%)は植物質(31.21%)と動物質(25.29%)で構成されていることがわかった。この魚は底生食性でデトリタス雑食性であると指定された。胃浸透圧指数(Ga.SI)は 7 月に最高値(6.28)を記録し、2 月に最低値(3.34)を記録した。指数は暖かい月には概ね高いままで、冬が近づくにつれて徐々に低下した。比較すると、外来種のコイと固有種の分裂胸水魚の食物や摂食習慣、および Ga.SI はほぼ類似しており、両者の間には摂食競争が存在する可能性があり、これがカシミール渓谷のダル湖における固有種の分裂胸水魚の生産量が減少してきた原因の 1 つである可能性がある。