ISSN: 2332-0915
ニッコロ・カルダラーロ
フランシス・フクヤマの歴史の終わりの考えやサミュエル・ハンチントンの文明の衝突の概念は、今でも英米の外交政策に付きまとっており、精査する価値がある。どちらの考えも、文化史や技術研究、文化変化理論の基盤を欠いている。この文脈でこれらの考えを全体的に分析すると、どちらの考えもいかに民族中心主義的であるかが分かる。