ISSN: 2155-6148
ハカン・アケルマ、フィクレット・サリク、ムスタファ・ビチャク、セダット・カヤ
2019年12月に中国武漢市で発生したコロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)は、2020年2月12日にWHO(世界保健機関)により正式にコロナウイルス感染症2019(COVID-19)と命名され、世界中に急速に感染が拡大しました。感染者数の増加に伴い、治療に適しているとされる病院での外科手術は感染リスクの高い領域となっています。これらの患者に対して待機手術や緊急手術が必要な場合、術前の準備(術前段階)や周術期管理の進め方、手術チームや麻酔チームなど医療従事者を守るための対策方法などを示したガイドに加え、新たなアプローチが必要となるアイデアが求められています。この研究の目的は、COVID-19に感染した患者やその疑いのある接触者の緊急手術または選択手術中に麻酔科医、外科部門、その他の医療従事者が大きなリスクにさらされているという事実の重要性を強調し、術前、術中、術後の期間に実行できる最適な保護条件を作り出すという点で、文献とは異なる見解を推奨することです。