ISSN: 2471-9455
ソリマン・S・ガネム、サード・M・アルゾクム
客観的
この研究の目的は、全身性エリテマトーデス(SLE)の種類、期間、重症度、および有病率がSLE患者の難聴に及ぼす影響を評価することです。
患者と方法
この研究は、SLE 患者 98 名(男性 16 名、女性 82 名)と、対照群として健康な被験者 20 名(男性 5 名、女性 15 名)を対象に実施されました。純音聴力検査(PTA)、空気伝導閾値、骨伝導閾値は、すべてのボランティアに対して実施されました。
結果
SLE 群では対照群と比較して PTA および気導閾値が有意に低下しました (P <0.05)。一方、骨導閾値は対照群と比較して SLE 群で有意に上昇しました (P <0.05)。また、SLE の重症度と感音難聴 (SNHL) の持続期間との間には有意な関係があることも観察されました。
結論
この研究の結果は、SLE患者に難聴の影響があると結論付けており、SLEの重症度と持続期間が難聴の程度に影響を与える可能性があることが観察されました。