ISSN: 1920-4159
シャキーラト・イ・ベロとウィニファイド・ア・オジエアブ
高血圧の発生率は、世界中でヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者における大きな課題となっている。2015年11月から2016年12月にかけて、オファ総合病院の抗レトロウイルス療法クリニックで、218人のHIV感染患者を対象とした前向き横断研究が実施された。患者の血圧は、標準的な手順に従い、オムロン自動血圧計を使用して評価された。被験者の体重と身長の測定には、体重と身長の二重測定装置が使用された。複合抗レトロウイルス療法(cART)を受けている患者の高血圧発生率は34%であったのに対し、cARTをまだ開始していない患者では9.6%であった。cARTを受けているHIV感染女性では、高血圧の発生率(75.5%)が男性(24.5%)と比較して高かった。cARTを受けているHIV感染患者の高血圧の蔓延率は、女性で75.5%、男性で24.5%であった。 cART を受けている患者における高血圧と顕著に関連のあるリスク要因には、BMI (OR: 3.29、95% CI: 1.21-2.27、p<0.050)、座りがちな生活習慣 (OR: 1.63、95% CI: 1.20-5.38、p<0.043)、年齢 (OR: 2.17、95% CI: 1.22-2.33、p<0.004)、および性別 (OR: 1.63、95% CI: 0.85-2.41、p<0.037) などがあります。cART を受けている患者は、cART を受けていない患者よりも高血圧の有病率が高いことがわかりました。ただし、cART は高血圧のリスク要因ではありません。