ISSN: 2155-9880
サマー・エラハム
集中的なスタチン療法にもかかわらず心血管リスクが残る脂質異常症患者には、追加管理が必要となる。エイコサペンタエン酸エチルエステルであるイコサペントは、高トリグリセリド血症に承認されている。低密度リポタンパク質コレステロールを増加することなくトリグリセリドを減少させることを特徴とするアテローム性脂質異常症を改善する。REDUCE-IT 研究では、確立した心血管疾患を有する患者、またはスタチン療法を受けている糖尿病およびその他のリスク要因を有する患者において、イコサペント療法により心血管死を含む虚血性イベントのリスクが有意に減少したことが報告された。本論文では、アテローム性炎症血栓プロセスに対するイコサペントの効果と心血管リスク減少のメカニズムに関する利用可能な臨床的証拠をレビューする。