ISSN: 2150-3508
渡辺久二
本州沖日本海域におけるサケ回帰予測モデルを漁期漁獲量データに基づく平滑化スプラインを用いて構築した。最適なサケ回帰予測モデルは、シーズン8(10月中旬)の成魚回帰を説明変数として構築された。最適なシーズン中モデルの残差二乗和は、シーズン前予測(兄弟)モデルの残差二乗和よりも低く、前者が後者よりも正確であることを示している。最適モデルの予測誤差率とシーズン8(10月中旬)までの累積回帰率との関係は正であった。予測誤差率の年次変動は、回帰時期の変動に影響される可能性がある。我々は、サケ回帰の新しい正確な予測モデルを提供する。