ISSN: 2165-8048
リン JW、チェン CY、リー YD、チェン CH、チェン CW、チェン SJ、リン TK
孤立性上腸間膜動脈(SMA)解離はまれであり、非特異的な徴候や症状のため診断が困難である。臨床所見には、腹痛、吐き気、嘔吐などがある。腹痛に対するコンピュータ断層撮影血管造影(CTA)画像の普及の結果として、発生率は増加していると思われる。孤立性SMA解離の最良の治療法についてはコンセンサスが得られていない。ここでは、孤立性上腸間膜動脈解離がCTAによって診断された2症例を紹介する。1症例目は保存的治療を受け、もう1症例は血管内治療を受けた。両患者とも長期の臨床結果は良好であった。