ISSN: 2471-9315
タフェサ・ハイルとベダソ・ケベデ
2014年10月から2015年5月にかけて、東ハラゲで羊の糞便を対象に、非チフス性サルモネラ属菌を分離する横断研究が行われた。非チフス性サルモネラ属菌(NTS)は、世界規模で胃腸炎を引き起こす重要なヒトおよび動物病原体である。動物がこの微生物の主な保有生物である。合計113の羊の糞便サンプルが収集され、食品および動物の糞便からのサルモネラ属菌の分離用に設計された国際標準化機構(ISO-6579、2002)が推奨するプロトコルに若干の修正を加えて細菌学的に処理された。収集された113の糞便サンプルのうち、7つ(6.19%)がサルモネラ属菌陽性であった。しかし、その差は統計的に有意ではなかった(p値>0.05)。年齢グループに基づくと、サルモネラ分離株の最も高い罹患率は老齢羊2(12.5%)で得られ、成羊は最も低い。しかし、その差は統計的に有意ではなかった(p値> 0.05)。本研究では、サルモネラ分離株の罹患率は雄羊の7.69%、雌羊の5.41%よりも高いことが指摘されたが、性別の関係は統計的に有意ではなかった(P値> 0.05)。この疾患は、人間と一緒に暮らす動物でより蔓延していることが判明した。結論として、非チフス性サルモネラは東ハラゲでより蔓延しており、本研究は、研究地域における非チフス性サルモネラの分離、同定、血清型分類、および抗菌薬感受性試験に関するさらなる調査の必要性を示している。