ISSN: 2332-0761
Ben Pryor, Jeanette Morehouse Mendez and Rebekah Herrick
各州は、郵送投票などの代替手段で有権者が投票しやすくしている。本論文では、この変更の潜在的な利点、すなわち投票場所のプライミング効果を抑えることで選挙をより自由かつ公正にすることについて検討する。投票場所の潜在的なプライミング効果を検証した文献は増えているが、結果はややまちまちである。本論文は、3つの州における同性婚に関する3つの投票項目と教育に関する1つの投票項目を調査することで文献に新たな知見を加え、教会で投票する有権者は同性婚をあまり支持せず、学校で投票する有権者は教育政策をより支持すると予測している。学校で投票する有権者は教育に関する投票項目を支持する可能性が高いことがわかったが、教会で投票する有権者は同性婚をあまり支持せず、むしろ支持する傾向が強いことはわかった。全体として、結果は投票場所によって投票の好みに大きな違いがあることを示している。