ISSN: 2155-9570
ナンシー・アル・ラカドとクリストファー・リュー
はじめに:眼科手術では手術中の火災はまれである。発生すると、眼と患者に悲惨なリスクをもたらす。マスカラは燃料源として作用し、手術野付近での閃光火災の発生に関与する可能性がある。
目的:切除後に眼瞼病変に焼灼を施す際にマスカラをつけていた患者のまつ毛、眼瞼皮膚、眉毛の熱傷の症例を報告する。
結果:若い患者の眼瞼病変切除後に焼灼を施す際に、マスカラが火花火災を引き起こした。
結論:外科医だけでなく眼科医療チーム全体は、この事件を認識し、化粧をしない眼科手術野で作業することにより熱傷のリスクを最小限に抑えるよう努めるべきである。