ISSN: 2471-9315
アイラス・テスファウ・アディス、ゲティエ・デヘヌ、アツェデ・アレ、アニムト・テイクレ、サムエル・ダービー、イチャレム・ワークウ
背景:結核は、結核菌 によって引き起こされる感染症です。結核は治癒可能ですが、毎年何百万人もの人々の健康を害しています。結核は、2015 年に世界の死亡原因のトップ 10 にランクされ、エチオピアでは 2 番目に多い死亡原因でした。
目的:この研究の目的は、デブレ・マルコス紹介病院の結核患者の死亡率とその予測因子を推定することであった。
方法:デブレ・マルコス紹介病院の結核症例570件を対象に、施設ベースの遡及的追跡調査を実施した。データは2018年2月1日から20日まで収集された。2008年1月1日から2017年6月30日までに登録された適格な結核症例から単純無作為抽出法を用いて選択された患者記録文書から必要なデータを抽出するために、事前テスト済みのチェックリストが使用された。収集されたデータはEpi Dataバージョン4.2を使用して入力され、分析はSTATA統計ソフトウェアバージョン14.0を使用して行われた。生存確率の推定にはカプランマイヤー法が使用され、死亡率の予測因子の特定にはコックスの比例ハザードモデルが使用された。
結果:追跡期間中に569人の結核患者のうち47人(8.3%)が死亡した。一般死亡率は1000人月あたり17.3人だった。死亡者総数(47人)のうち、65%が2か月の治療期間中に死亡した。31~45歳の結核患者(HR=2.93、95% CI=1.36~6.33)、46~60歳の結核患者(HR=4.16、95% CI=1.75~9.85)、60歳以上の結核患者(HR=13.1、95% CI=4.24~40.53)は、18~30歳の結核患者よりも早期に死亡する可能性がそれぞれ2.9倍、4.2倍、13倍高かった。結核治療開始時の体重が35kg超の患者は、体重が35kg以下の患者よりも死亡する可能性が69%低かった(HR=0.31、95%CI=0.12-0.79)。結核/HIV同時感染患者は、HIV陰性患者と比較して、追跡期間中のどの時点でも死亡するリスクが2倍高かった(HR=2.18、95%CI=1.09-4.23)。
結論:死亡の半数以上は治療期間の2か月以内に発生します。HIV陽性、高齢、体重35kg未満の患者は治療期間中の死亡リスクが高くなります。そのため、特別なフォローアップとサポートが必要です。