ISSN: 0975-8798, 0976-156X
ゴウリ サンカール シンガラジュ、エマニ ヴァナジャ、サテ PS
本研究は、インドで43年ぶりに流行が終息したチクングニア熱の臨床診断例における口腔症状を調査するために実施された。方法:本研究は、2010年1月から2010年3月までの間に、インドのアーンドラプラデーシュ州チトゥールおよびネルール地区の流行地域の公立および私立病院で、臨床診断されたチクングニア熱の診察/入院を受けた患者を対象に実施された。臨床診断されたチクングニア熱の兆候および症状を有する合計200人が検査された。過去2年間に全身疾患の病歴がある人は除外され、最終的に112人の患者が本研究の対象となった。血液サンプルを採取し、規定のプロトコルに従った後、チクングニア熱の血清学的確認のためプネの国立ウイルス学研究所に送付した。血清が不十分であったため2人の患者では血清分析が行われなかったため、統計分析は110人の患者についてのみ行われた。結果: 結果は、患者の 95% に臨床的に口腔症状がみられたことを示した。男性よりも女性の方が影響を受けやすいようだ。症状については、年齢層によって大きな違いが見られる。臨床的に診断されたチクングニア熱患者では、年齢層が高い (50 歳以上) 患者の方が年齢層が低い (20 歳未満) 患者よりも重症度と症状の割合が高いことがわかった。結論: 感染患者の口腔徴候と症状は、以前の流行中に実施された以前の研究とは対照的に、臨床的に重要である。著者らは、この患者に観察された口腔徴候と症状に「グニャ口内炎」という新しい用語を導入することを提案する。