ISSN: 2155-9570
ラメシュ チャンドラ バッタ、サンナパネニ クリシュナヤ、ビディヤ プラサド パンツ、ユッダ ドージ サプコタ
ネパール極西部地域の拠点病院と改良された外科眼科キャンプで行われた用手小切開白内障手術(SICS)の結果に関する前向き観察比較症例研究が、2010年6月から11月にかけて実施された。併存する眼疾患のない40歳以上の白内障患者445名が募集され、SICSによる手術を受けた。患者は手術初日に検査され、1週間後と4~6週間後に追跡調査された。ピンホールによる矯正視力と最高矯正視力(VA)が、1日目と1週間後に記録された。屈折検査と角膜曲率測定は、4~6週間の追跡調査で行われた。拠点病院と外科眼科キャンプでの術後矯正視力と最高矯正視力の比較は、4~6週間後に行われた。基地病院で手術された 221 例のうち 189 例 (85.5%、95% 信頼区間 (CI): 80.9 - 90.2)、キャンプで手術された 224 例のうち 202 例 (90.2%、95% CI: 86.3 - 94.1) が 4 ~ 6 週間の追跡期間で利用可能でした。VA は、両グループとも 1 週間および 4 ~ 6 週間の追跡時に大幅に改善しました。2 つの手術セットアップの比較分析では、4 ~ 6 週間の追跡期間で手術眼の未矯正 (p = 0.400) および最良矯正 (p = 0.580) VA にそれぞれ有意差は見られませんでした。手術合併症は両方の設定で低かったです。拠点病院では221人中8人 (3.6%; 95% CI: 1.2 - 6.1)、キャンプでは224人中3人 (1.3%; 95% CI: 0.0 - 2.8) で、有意差はなかった (p = 0.580)。改善された環境の外科眼科キャンプでの白内障手術は、適切な手術プロトコルが維持され、ネパール西部地域の経験豊富な眼科外科医によって手術が行われた場合には、病院の環境と同等の安全で著しく良好な結果をもたらす。