ISSN: 2167-0870
アブドラ・アル・ワビ
大伏在静脈(GSV)と伏在大腿静脈移行部(SFJ)からの伏在静脈瘤は、手術または静脈内レーザー治療(EVLT)によって治療されます。支流を治療するには、二次的処置(フォーム硬化療法または複数の静脈切除術)が、1段階の処置として同時に、または2段階の処置として順番に使用されます。しかし、治療後の患者満足度は今日まで評価されていません。本研究の目的は、同じ患者に実施された1段階処置と2段階処置としてのEVLTとフォーム硬化療法に対する患者の満足度を比較することです。2016年3月から2018年3月の間に症状のある両側GSV逆流、SFJ不全および顕著な静脈瘤を呈した患者(n=20、平均年齢:38.00 ± 9.9歳、70%が女性)を対象としました。患者全員が、まず片方の脚に2段階療法(EVLT-4週間のギャップ-フォーム硬化療法)を受け、4週間のギャップ後にもう一方の脚に1段階EVLTフォーム硬化療法を受けました。治療後、患者全員に6項目の質問票が提供され、両方の処置に対する満足度を評価しました。両方の処置に要した時間はほぼ同じでした(1段階:57.1 ± 3.5(範囲:47~62)分 vs. 2段階:EVLTで47.35 ± 3.1(範囲:40~52)分、フォーム硬化療法で8.00 ± 1.49(範囲:5~10)分)。両方の処置の間には名目上の中央値の差がありました(57.5分 vs. 56分)。患者全員が、1 段階手術の方が 2 段階手術よりも優れていることに同意しました (強く同意 n=18 (90%)、同意 n=2 (10%))。患者全員が、通常の活動に戻るには 1 段階手術の方が優れていることに強く同意しました。2 段階手術を 1 段階手術より好んだ患者はいませんでした。本研究では、両方の手術は、所要時間と全体的な不快感の点で同様であると結論付けられました。しかし、患者は、2 段階手術よりも 1 段階手術を受けた後の方が、回復が早く、併用療法に伴う利便性が高いため、満足度が高かったです。