ISSN: 2161-0487
ジョセフ・ニコローシ・ジュニア*、クリストファー・H・ロシック
トラウマ的な出来事、または一連のトラウマ的な出来事を経験すると、その後の過食や過食性障害 (BED) の発症の可能性が高まる可能性があります。BED は米国で最も一般的な摂食障害で、年間約 2%~4% の人が罹患しています。この障害の有病率の高さと、BED が患者に与える負担のため、BED を治療するための効果的な治療法が必要です。現在まで、BED の治療法として臨床現場で新しい再統合プロトコルを具体的に検討した研究はありません。この小規模な複数ベースラインのパイロット スタディの目的は、過食に陥った個人のトラウマ的な記憶を治療することにより、BED の治療における再統合プロトコルの実用性と有効性を探ることです。全体として、再統合プロトコルは、感情の調整と BED の治療のツールとして有望です。プロトコルの実装は実行可能でしたが、結果は 6 人の異質な被験者間でばらつきがあったため、さらなる研究が必要です。