ISSN: 2155-6148
モンタセル・A・モハマドとディアブ・フアド・ヘッタ
目的:腋窩除去を伴う修正根治的乳房切除術 (MRM) における持続放出モルヒネの予防的単回経口投与と麻酔下ケタミン注入の併用による鎮痛効果と忍容性を評価する。
方法: MRM が予定されていた成人女性患者 64 名を 2 つのグループに分け、モルヒネ グループ (n=32) は術前に経口徐放性モルヒネ錠 30 mg を投与され、プラセボ グループ (n=32) はプラセボ錠を投与された。両グループとも術前にケタミンボーラス 0.5 mg/kg を投与され、続いて術後 24 時間にわたり 0.1 mg/kg/h の持続注入が行われた。VAS 疼痛スコア、最初の鎮痛剤要求までの時間、24 時間の鎮痛剤消費量が報告された。
結果:運動時の平均 VAS 疼痛スコアは、術後 2 時間から 72 時間まで、モルヒネ群の方がプラセボ群に比べて有意に減少し、2 時間 (2.87 ± 1.0 vs. 4.53 ± 1.67) 平均差 (-1.67) (95% CI)-(2.38-0.95)、72 時間 (1.20 ± 0.76 vs. 1.83 ± 0.91) 平均差 (-0.63) (95% CI)-(1.07-0.20) であった。一方、安静時の平均 VAS 疼痛スコアは、術後 2 時間から 24 時間まで、モルヒネ群の方がプラセボ群に比べて有意に減少し、2 時間 (2.03 ± 0.85 vs. 3.47 ± 0.93) 平均差 (-1.33) (95% CI)-(1.78-0.90) であった。 24時間(1.40 ± 0.72 vs. 1.77 ± 0.68)平均差(-0.37)(95%CI)-(0.73-0.01)。
最初の鎮痛剤要求までの中央値(IQ)時間は、プラセボ群と比較してモルヒネ群で有意に遅延し、11.8(9.7:14.2)時間対2.3(2.1:2.5)時間(P<0.001)。
術後24時間以内にパラセタモールを必要とした患者の数(割合)は、プラセボ群と比較してモルヒネ群で有意に低く、10人(33%)対30人(100%)でした(P<0.001)。
結論:予防的徐放性経口モルヒネと術中の麻酔下用量のケタミン注入に基づく鎮痛技術は、MRMを受ける患者に満足のいく鎮痛を提供する。