ISSN: 2155-9899
アザ・ファラグ・サイド、エマド・A・アブドエルナイム、バハー・イブラヒム・モハメド、アシュラフ・A・イーウィス、ヘイガー・イェヒア・モハメッド
背景:非小細胞肺癌 (NSCLC) におけるサイトケラチン 19 フラグメント (CYFRA 21-1) や癌胎児性抗原 (CEA) などの血清腫瘍マーカーの診断価値は確立されている。これら 2 つのマーカーの予後価値に焦点を当てた研究はわずかである。
目的:この研究は、NSCLC 患者における血清 CYFRA 21-1 および CEA アッセイの予後的意義を確認するために設計された。
方法:研究対象集団は、平均年齢 62.3 歳の NSCLC 患者 40 人 (男性 30 人、女性 10 人) で構成されていた。40 人中、22 人が腺癌、18 人が扁平上皮癌であった。7 人がステージ II、24 人がステージ III、9 人がステージ IV であった。以前に治療を受けた患者はいなかった。客観的な放射線学的反応を評価するために、ベースラインおよび2か月ごとに胸部コンピューター断層撮影(CT)スキャンを実施しました。血清サンプルは2回採取し、最初の採取は治療開始前に行い、もう1回は第一選択化学療法の2サイクル目後に行いました。酵素免疫測定法(EIA)を使用して、CYFRA 21-1およびCEAの分析を実施しました。研究対象集団と同様の年齢および性別の健康なボランティア15名を選択し、対照群として使用しました。
結果:この研究では、良好な放射線学的反応の予測因子として、CYFRA 21-1およびCEAの両方で80.8%の感度が観察されたことが明らかになりました。使用したカットオフ値は、それぞれCYFRA 21-1で10.40 ng/ml、CEAで9.30 ng/mlでした。単変量回帰分析により、治療後の CYFRA 21-1<10.4 ng/ml (P=0.001) および CEA <9.3 (P=0.001) の患者では生存率が 3 倍改善することが確認されました。パフォーマンス ステータス <2 (P=0.01)) および NSCLC の早期ステージ (P=0.03) も、生存率の改善に関連する重要な独立因子であることがわかりました。
結論: NSCLC における放射線学的反応および生存結果の予後マーカーとして、2 サイクルの化学療法後の CYFRA 21-1 と CEA の両方で同等の満足のいく結果が得られました。