ISSN: 2155-9570
ヴィケシュ・パテル、ジョン・エルストン、ラマン・マルホトラ
目的:重症筋無力症患者におけるボツリヌス毒素A (BTX) 注射の予想外に長期にわたる効果を報告する。
方法: 2症例の病歴、臨床所見および治療の回顧的レビュー。
結果:重症筋無力症患者2名が、味覚性流涙 (症例1) および片側顔面けいれん (症例2) に対して1回のBTX注射を受けた。治療の効果はそれぞれ18か月および少なくとも8か月持続した。
結論: 重症筋無力症患者2名におけるBTXの長期にわたる効果を報告する。われわれの知る限り、重症筋無力症におけるBTXの長期かつ遠隔的な効果は、文献で具体的に取り上げられたことはない。この長期にわたる効果は、重症筋無力症患者の自己抗体の存在による可能性があるとわれわれは推測している。