ISSN: 2475-3181
ネティナツントン N、アタサランヤ S、ポーンピニンウォラック K、ソティスポーン J、ウィテールングロット T、オヴァルトラーンポーン B、スンタラポーンチャイ P、ジョンブニャヌパルプ T、ゲーター A
背景:大胆管結石除去における大バルーン拡張術(LBD)と機械的砕石術(ML)を比較したデータは限られていた。
目的:横径 ≥ 15 mm の結石除去における括約筋切開術 (EST) の有効性を LBD または ML と比較する。方法: 85 名を EST-LBD (n=44) または EST-ML (n=41) に前向きに無作為に割り付けた。
結果:結石の大きさは同程度であった(EST-LBDでは25.96+9.80 mm、EST-MLでは24.75+8.30 mm、p=0.536)。初期結石除去率(ISC)は両群で同様であった。ML救出後の全結石除去率(OSC)はESTLBDで84.1%、LBD救出後はEST-MLで80.5%であった(p=0.663)。 25 mmを超える結石ではISC率が低かった(25 mmの結石では50%対76.5%、84%対42%、p=0.003)。平均処置時間はEST-LBDの方がEST-MLより短かった(13.26分対19.39分、p=0.036)。合併症率はEST-MLとEST-LBDで同程度であった(26.8%対20.4%、p=0.489)。
結論: EST-LBD は、大きな結石の除去に EST-ML と同等に効果的かつ安全であり、時間もかかりません。