ISSN: 2167-0250
タテク・アバテ、ベカナ・ケベデ、アムサル・フェレケ、エクレネット・ミスガノー、ニッキー・ロジャース
はじめに:エチオピアでは、出生児 10 万人につき 676 人の妊産婦死亡が発生していると推定されています。死亡率と罹患率の主な原因は直接的な産科的原因であり、主に妊娠後期から出産後 1 週間までの間に発生します。この調査では、医療機関で出産した妊婦の産後罹患状態の種類、程度、および関連要因を明らかにしており、産科的緊急事態、産後状態に対する医療ニーズを理解し、医療機関が安全な母性プログラムの監視と評価を改善するために不可欠です。
目的:ゴンダール市内の医療機関で産前ケアを受け、出産した女性の出産結果と産後罹患率を評価すること。
方法:ゴンダール市内の 5 つの医療機関から無作為に選ばれた 203 人の妊婦を対象に、4 か月間の追跡調査を実施しました。データは、2010 年 3 月 1 日から 2010 年 6 月 30 日までの間に、産前ケア、陣痛と出産、産後 12 日目と 42 日目の 4 回の追跡訪問時に行われたインタビューと身体検査を通じて収集されました。データ入力には Epi Info 2002 を使用し、データ分析には Statistical Package for the Social Sciences (SPSS) を使用しました。
結果:合計 203 人 (89.04%) の妊婦が 4 回の追跡調査を完了し、分析に含められました。産後合併症は 48 人 (23.6%) の母親に見られ、そのうち 12 人 (5.9%) の母親が 2 つ以上の合併症を患っていました。全体的に、産後出血による合併症の有病率が最も高く (30 人 (14.8%))、次いで敗血症と貧血でした。分娩中の逸脱が産後合併症の主な要因でした (AOR=4.148、P=0.027)。死産は 5 人 (2.5%)、低出生体重は 38 人 (18.7%) でした。
結論と勧告:ゴンダール市の保健施設に通院し出産する妊婦における産後罹患率、低出生率、死産の発生は、重大な健康上の懸念事項であった。分娩中の異常は、母体の罹患率を引き起こす主な予測因子であった。出産から分娩開始6時間までの時間は、産後出血のピーク時間であった。したがって、分娩記録の普遍的使用、積極的な第3期管理、出産後24時間はすべての出産女性が保健施設に滞在するよう奨励するなどの介入は、産後罹患率の削減に重要な役割を果たす可能性がある。