ISSN: 2165-7556
エリアス・スピロプロス、アナスタシア・キヴェリドゥ、ニコラス・ステルジオウ、ジョージ・アタナシオウ
背景:職業性腰痛は、腰部の筋肉疲労など、仕事に関連した身体的リスク要因への曝露と関連することが多い。
目的:この研究の目的は、反復的な持ち上げ作業の実行中に、腰部の運動軌道の発散と疲労のさまざまな段階との間の考えられる関係を調査することであった。
方法:床から 0.75 m の高さのテーブルまで反復的に荷物を持ち上げる際に、特定の椎骨にマーカーを使用して腰部のパターンを記録した。記録されたパターンの最大 Lyapunov 指数 λmax は、Wolf が提案したアルゴリズムを使用して、腰部マーカーの x 座標と y 座標から計算された。
結果: λmax 値の結果から、筋肉疲労の 3 つの異なるセクションが決定され、これは Borg の臨床的疲労知覚スケールの結果とも一致した。3 つの異なるセクション間の λmax 値の評価により、筋肉疲労の蓄積が腰部コントロールの変化をもたらした可能性がある記述的なポイントが示された。
結論:リャプノフ指数法は、人間工学的に作業/休息比率を設計するための指標を人間工学者に提供するための信頼できる方法論となる可能性がある。