ISSN: 2161-0932
ショーステン ACE、ゴグセフ J、マルム E、ソンデン A、インゲルマン-サンドベリ H、ケルストローム BT、エデルスタム GAB
目的:デンプン粉末がin vitroでヒト子宮内膜症細胞に与える影響と、in vivoで着床および癒着の発達に与える影響を調査する。
基本手順: in vitro - ヒト子宮内膜症細胞株をさまざまな濃度のデンプン粒子とともにインキュベートし、成長に対する影響を免疫測定法で測定した。in vivo - ヒト子宮内膜症細胞培養からの細胞を、デンプンありとなしでヌードマウスの腹腔内に注入し、それぞれ8、15、22日後に調査した。
主な結果: in vitro - 低用量のデンプン粒子は、48時間のインキュベーション中に子宮内膜症細胞の増殖を著しく阻害した。in vivo - 子宮内膜症細胞をデンプン粒子とともに腹腔内に注入した場合、癒着の発達に有意な差があった。子宮内膜症移植片の発達は、デンプン粒子の存在下では遅れたものの、有意な差はなかった。
主な結論:デンプン粒子は、体外で子宮内膜症細胞の増殖に悪影響を及ぼし、体内で子宮内膜症の移植片の発達に影響を及ぼします。