ISSN: 2157-7544
Lilong Zhou, Lei Wang, Hui Wang, Yunli Cao, Ruiyi Yan and Suojiang Zhang
Cu2+またはFe3+置換Cs2HPMo12O40は、遷移金属カチオンがポリオキソメタレートによるメタクロレインの選択的触媒酸化に及ぼす影響を研究するために合成されました。Cu2+を添加すると、酸性度が低下し、触媒の酸化能力が向上します。触媒実験では、触媒に少量のCu2+を添加すると、300〜340°Cでメタクロレインの変換率が65%から96%に、メタクリル酸への選択性が55%に増加することが示されました。Cu2+の添加が触媒の還元プロセスを促進することが、性能向上の主な理由であることがわかりました。触媒にFe3+を添加すると、鉄アクア錯体の形成により、いくつかの新しい弱酸性部位が誘発される可能性があります。一方、Fe3+は触媒の酸化還元能力に大きな影響を与えませんでした。メタクロレインの変換率は、Fe3+の存在下で96%に達する可能性があります。しかし、Fe3+ の添加はメタクリル酸への選択性に有意な影響を与えませんでした。