ISSN: 2332-0915
ジュゼッペ・ヴァキアーノとリンドウ・ヴィシュカ
著者らは、地中海の水深3850メートルに7年10か月沈んでいた多数の骨片に観察された組織学的変化について述べている。完全な骨格化を示した骨片には細胞残留物がなく、各骨系の最も外側の円周方向の薄板には特にコラーゲン繊維がまだ認められた。調査したどの骨構造にも、埋没骨によく生息する菌類、細菌、その他の微生物などの異質な生物学的物質は存在しなかった。さらに、骨の残骸は、無機成分の顕著な損失により、著しく密度が低下していた。