ISSN: 2329-8901
リューボフ・シシェル、ナタリア・A・ティモショク、ヴァレンティン・S・ピゴルスキー、ニコライ・Y・スピヴァク
要約
背景:乾燥発酵細胞溶解物とプロバイオティクス株Lactobacillus rhamnosus V (DV 株) の DNA 断片を含むサプリメントである免疫調節剤 Del-Immune V® の作用機序と最適投与量はまだ決定されていません。
目的: Del-Immune V® の免疫調節の機序を研究し、in vivoおよびin vitro での免疫調節性サイトカイン産生に対する投与量依存的影響を調査します。
設計:体重 14~16 グラムの近交系実験用マウス 140 匹を 7 つの試験群に分けました。グループ I、II、III には、Del-Immune V® の水溶液 0.5 ml を、それぞれマウス 1 匹あたり 5、50、500 μg の用量で 5 日間、24 時間間隔で経口投与しました。グループ IV のマウスには、同じスケジュールで 1 匹あたり 50 μg の用量で Bifi dim 懸濁液 0.5 ml を経口投与しました。グループ V のマウス (コントロール グループ) には 0.15 M NaCl を投与しました。グループ VI および VII のマウスには、試験期間の 1 日目に 50 μg/マウスの Del-Immune V® (グループ VI) または Bifi dim (グループ VII) を単回投与しました。投与後 8 時間、およびその後 5 日間は 24 時間ごとに、各グループから血清、腹膜滲出液マクロファージ、および脾細胞を採取して試験しました。培養脾細胞のインターフェロン活性およびインターフェロンの血清レベルを評価しました。
結果:グループ I-IV では、Del-Immune V® または Bifi dim の投与後に血清中の IFN レベルの顕著な増加が見られ、最適な 1 日投与量は 50 μg/マウスであることがわかりました。最高血清 IFN レベルは、投与後 24 時間で報告されました。コントロール グループには変化がありませんでした。循環 IFN の上昇は、反復投与によってのみ維持できました。
結論:この研究では、マウス1匹あたり50μgのDel-Immune V®の投与により、IFNが積極的に誘導され、TNFの産生が中程度に刺激され、免疫調節製剤として大きな可能性が示されました。