ISSN: 2155-9880
タウフィク・クーリー*#、サラ・ホス#、ロネン・ダースト、ジョセフ・カリッシュ、アーサー・ポラック
今回我々は、胸痛と呼吸困難を主訴として来院し、亜広範性肺塞栓症(PE)と心内両心房血栓と診断された46歳男性患者の症例を報告する。心エコー検査では右室収縮機能の低下が認められた。組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)100 mg投与後、患者は臨床的改善を報告し、心エコー検査で評価した心室機能の改善も報告された。本報告では、血栓溶解療法により有害事象を起こさずに治療に成功した心内両心房血栓を伴う亜広範性PEの症例について説明する。