ISSN: 2161-0487
パウロ・モライラ
クライアントの信念体系は、効果的な治療関係の構成要素です。したがって、体系的な治療選択と個人に合わせた治療のプロセスの基盤となる体系的な評価プロトコルに、クライアントの心理的問題に関する信念を含めることが望ましいです。しかし、クライアントの心理的問題に関する信念を具体的に把握する評価手段はほとんどありません。提示された研究の目的は、クライアントの心理的問題に関する信念の評価手段である心理的問題に関する信念目録 (BAPPI) の心理測定特性を評価することです。研究 1 (探索的因子分析) には 200 人が参加し、研究 2 (確認的因子分析およびその他の妥当性研究) には 545 人が参加しました。結果から、BAPPI は 6 つの次元 (精神力動的、人間的、生物医学的、認知行動的、体系的、および折衷的/統合的) の安定した因子構造を示すことが明らかになりました。さらに、この手段は、年齢や学歴の異なる個人グループ間での心理的問題に関する信念の違いを捉えるのに敏感であることが示されました。